亜麻色の髪の乙女

8月のサロン・コンサートでは、『フランス印象派絵画の響き』を目指して、オール・ドビュッシーでプログラムを考えています。
演奏予定の「亜麻色の髪の乙女」は、19世紀の印象派詩人ル・コント・ド・リルの詩《亜麻色の髪の乙女》にインスパイアされて、ドビュッシーが作曲したと云われており、詩の中ので何度も繰り返される

   夏の明るい太陽の下で
   ひばりとともに
   愛の天使が歌った

という一節から、さわやかな朝の光や、眩しい夏の日差しの色彩感を感じとることが出来ます。

ピアノで表現するならば、冒頭の3小節を弾く前に、ダンパーペダルを踏んで弦を解放することで、澄んだ音色を表現することが出来ます。

この《亜麻色の髪の乙女》の詩の内容は、男性が乙女に片思いのまま、結局気持ちを伝えられずに終わるのですが、そんなもどかしさもドビュッシーは巧みに和声進行に投影させて、曲に表現していますョ。

サロン・コンサートでは、連弾アレンジでこの曲をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに!


Hair make salon Camellia & 椿庵

手賀沼を一望できる高野山桃山公園の近くに建つ一軒家のHair Make Salon Camelliaは 閑静な住宅街の中にある、隠れ家的なサロンです。 時には、サロンの中にある白いグランドピアノでサプライズのピアノ生演奏も! どうぞHair Make Salon Camelliaにて、優雅で特別な時間をお過ごし下さい。 またサロンでのピアノレッスンや、椿庵での着付・華道・茶道レッスンも受付中。